こども映画教室2012<初等クラス>

今年も「こども映画教室」が始まりました!
夏の<初等クラス>では、映画のはじまりを体験します。
今年は夏休みの8月18日と19日の二日間、
初日は映画のはじまりであり、もっとも基本的なたのしみである「絵(写真)が動く」工作をしたり、

世界で一番初めの映画を観賞して、

そのころからあるトリック撮影である逆回転撮影で全身を使って映画を楽しみました。

また、二日目にはイランの映画『駆ける少年』を鑑賞し、普段接する機会の少ない世界の映画に触れ、
スクリーンのすぐ前で!語り合うことで映画をより深く楽しみ、

映写室を見学したり、フィルムの重さにびっくりしたり。
参加者は残念ながら少なかったけれど、とても楽しい二日間でした。





参加スタッフのレポートです。

「こども映画教室初等クラス」、今回初めての参加でした。
今回のテーマは逆転時間。春のクラスと比べると、こどもたちの参加人数が少なく、
時間もとても短いのでどんなクラスになるのか、最初はあまり想像できませんでした。
しかし、始まってみるとぎゅっと凝縮された、充実した時間となりました。

一日目はマジックロールから楽しそうに絵を描き、自分が書いた絵が動いているのを
見て楽しんでいる様子でした。
(次の日、おうちで作ってきたマジックロールを持参してくれた子がいたのは驚きました!)

逆回転させた映画を見た後、実際に撮影スタートすると、
こどもたちはおおはしゃぎで撮影を始めました。私が担当した班は
iPadを使って撮影していたため、撮った映像をすぐにその場でチェックでき、
こうすれば逆転したときおもしろいのではないか、とこどもたちはすぐに次の動きに入ることができ、
とても効率のいい撮影ができました。
人数が少ない分、恥ずかしがらずに意見も言い合え、
こどもたちはみんな固まって撮影することができたし、
短時間のため集中力も途切れることなく楽しめていたようです。

二日目は、アミール・ナデリ監督の『駆ける少年』をシネモンドで鑑賞。
低学年のこどもが多く、字幕の映画はちょっと早いかな?と思いましたが、
鑑賞後のお話会ではなんのその、みんなしっかりと映画を理解していたし、
細かいことまで覚えていてびっくりしました。
みんなで頭をくっつけて、一生懸命大きな紙に主人公について書き出していく姿がとても印象的でした。
作品を見た後に、人と語り合うことはこどもたちも楽しいもんなんだなぁと感心しました。
最後は映写室見学。映画館に残っていても声が聞こえてくるほどのこどもたちの興奮ぶり!
こちらまで嬉しくなってしまいました。
「明日もこども映画教室に来たい!」「3月の映画教室も来る!」と張り切ってくれていた子達ばかり。
来年3月に再び会えるのを楽しみにしています。