2013年度初等クラス


こども映画教室2013年度<初等クラス>を開催しました。
初等クラスは、今から100年以上前の映画が誕生したむかしを体験するワークショップです。



映画が誕生する前には、さまざまな視覚玩具がありました。
これはなんでしょうか?



「驚き盤」と言って、鏡越しに回して見ると絵が動いて見えるおもちゃです。
円盤のふちにあるすきまから、のぞいて見ると絵が動いて見えるのです。




これは「ゾーエトロープ」。
回して見ると、中の絵が動いて見えます。




映画館で実際に使われている35mmフィルムにも触ってみました。
むかしのおもちゃの映写機で上映することができます。



ここで、簡単なおもちゃを作ってみました。
2コマだけのパラパラ漫画、「マジックロール」です。




手が開いたり閉じたり。



大きいテレビに映してみんながつくった「マジックロール」を、みんなで観てみました。
みんなで観ることができる、ということが映画の誕生につながります。



会場を変えて、1985年に上映された世界で最初の映画を観ました。
昔の人の気持ちになって観る、世界で最初の映画。
「大きい犬がいる!」「みんな歩くのが早い!」「みんな帽子をかぶってる」とか、
いろんな感想が飛び出しました。



スペシャルゲスト、ASUNAさんのライブ付き上映です。
上映作品は『ロイドの要心無用』のクライマックスのシーン。
どんな音が飛び出すのか、キョウミシンシンのうちに映画に夢中になりました。




次はみんなが演奏をする番。
特撮映画の父メリエスの短編や、バスター・キートンの映画の抜粋を観て、音を付けてみました。
即興でセリフを作ってしゃべり始める子も。
いっきに盛り上がりました。



保護者の方も駆けつけての発表会。
緊張しているうえに、ちょっと疲れてしまってちょっと残念でした。
練習はもっと楽しかったのに!


今の映画やアニメを見なれた子供たちが、音のない無声映画を本当に楽しそうに見ていたのがとても印象深い1日でした。
次の機会をお楽しみに!