ナゾの転校生と楽しい道

この作品はこども映画教室始まって以来、初めての制作費を払って作成した作品。といっても石川四校記念館をお借りしての撮影で、その費用なんですけどね。

これがまた良い場所を見つけて、学校の感じがなかなかレトロで味があるんですよ。

で、ナゾの転校生ってのが女の子なんだけど、全く無表情。クラスメイトが笑わせようとしたり、ちょっかいを出しても無表情。どうして彼女は無表情なのか…それを探るというお話。

主人公の女の子がまた素晴らしい!!クラスメイト役の子達は、彼女を笑わせようと、本気で必死になっているんです。だって、台詞とか自分たちで考えて演じないといけないから、役になりきっているんですよ。それを笑いたくても必死で無表情を通す女の子。主役としての自覚が感じられて、頼もしく感じました。

それからスクリーンには映らないものの、良い映像にこだわったカメラマン。6年生なので今年が最後の映画教室。ホントに一生懸命でした。一生懸命な姿はやはり観るものを感動させますよね。

あと、このチームのポスター制作はろうそくを使っていました。ロウで書いた部分が浮き出るように。いろいろ工夫して、個性を出しているところがすごいな〜と感心してしまいました。
(スタッフY)