新潟からのレポートです!

新潟からはいくつかの団体から参加してくださいました。
そのなかの地域活動体験コーディネーター、新潟地域担当の本間さんが報告をなさっています。ここに転載させていただきます。

11月13-14日と金沢の21世紀美術館で行われた
「こどもが映画をつくるとき」
に参加しました。


金沢では、金沢コミュニティシネマが、
6年間にわたって「子ども映画教室」を開催しています。

13日には、「子ども映画教室」で今まで作成した映画作品を上映、
指導してくださったプロ監督と作った子どもたちとの掛け合いがありました。





プロの監督を先生に、2日間、もしくは3日間で子どもたちが作品をつくります。
ドキュメンタリーやドラマがあり、テーマも年によって様々です。
たとえば、
テーマを「愛」として、ドキュメンタリーを撮った「I LOVE YOU」
21美術館を訪れていたカップルや夫婦に、
「キスしたことありますか?」
「初めてしたのはいつ?」
「ここでキスしてください!」
と突撃インタビューをし、断れない大人が恥ずかしながら答える様子は
すごく面白く、魅力的に「愛」を伝えてくれます。
子どもだからこそ作り出せる映画だなと思います。

他にも、即興性の面白さ、
また、風や木にまでインタビューをするという自由さなど、
子どもがつくる作品の魅力の素晴らしさを感じました。

14日は、
川崎市が学校教育で行っている「映画教育」について、
仙台市のアトリエ自遊学校の美術教育からつながる映画についてなど事例発表。
「映画、教育の明るい未来のために」というディスカッションが行われました。



ディスカッションの焦点は「公教育」と「映画教育」
・映画づくりを「マニュアル」にした途端に映画の本質が欠け落ちてしまっていないか?
・映画人は教育効果を言葉にできていないのでは?
・映画を公教育のどこに位置付けるのか?
・学術的に映画教育における「教育」の可能性をもっと議論していく必要があるのではないか?
などなど、熱い議論が交わされました。



映画教育に限らず、環境教育、福祉教育、国際理解教育…
いろんなOO教育がありますが、
それを公教育に位置付けるのはなかなか難しいことだと改めて思いました。

子どもたちの教育を様々な立場の人と議論をする、
「場」や「システム」、「情報発信」など必要とされているなと感じます。
まさに…私達地域活動体験コーディネーターの仕事ですね…。

頑張らねばと思いました。